なんだか、その人と気が合ったので、その日、実はアドレス交換をしてしまったんですよね。 |
ビックチャンス。
どうやら彼女と別れそう。
でも、ここで、別れをすすめてはいけない。
もし別れるとしたら、彼自身に別れを選んでもらわないと意味がないから。
わたしは、“大切なことやから、焦らずゆっくり考えた方がいいよ”と、言い続けました。
焦って、間違った答えを出さないでね、とも。
1ヶ月ほど、よく考えた彼が選んだ答えは、
「彼女と別れる。」
でした。
決定的な出来事があったんですね。
彼女がお客さんの一人と仲良くなっちゃってたみたいなんです。
うすうす感じていた彼でしたが、その事実を友人から聞いてしまい、彼女に聞くと、話しをあやふやでごまかそうとした、というのです。
彼が納得いかなかったのは、飲み屋に勤めた事実より、彼女の態度にあったらしいのです。
友人に言われるまで、彼女の“あなたのため”という言葉も信じていたかったのだとか。
でも、彼からすると、自分との結婚資金をそんな形で稼ぐより、自分を頼ってほしかった、というのです。
それだけの貯金もしてきたつもりだったと。
こんなときなのに、結婚資金をちゃんと貯めている彼を、ますます素敵だし、しっかりしている、と、自分の見る目を褒めてあげたい気分になっていました。
不謹慎ですかね?(笑)
で、本当にこんなときだというのに、わたしってば、思わずそのまま彼に伝えてしまったんです。
自分にも原因があるのでは?と落ち込む彼を励まそうという気持ちから。
真剣な話しをしていたというのに、思わず笑い出す彼。
「褒めてくれて、ありがとう。」
って。
はぁ。